諏訪流放鷹術保存会の活動
当保存会の活動理念、活動の内容、会員について、鷹匠を目指す方の入会(入門)に関する御説明、委託業務などを詳しくご紹介しています。
活動理念
- 当保存会では、およそ450年以上の歴史を繋ぎ現代に継承された諏訪流鷹匠の技と心を活かし、伝統文化としての鷹狩の魅力を広く御理解して頂けるよう2006年から活動を続けております。
近年、鷹書や鷹狩に関連した文化を研究する方が増え、鷹狩は文化的に認知されつつあると思われます。が、いまだ多くの文献や史料が明らかにされるのを待たれています。それらの解読が各地で進められる一方で、現在伝え残されている鷹匠の技術については途絶えることのないよう、保存、継承する必要があります。そのために私達は諏訪流鷹匠を育成しています。 - また、諏訪流鷹匠の技術と感性を研ぎ澄ませることによって、伝統を基にした放鷹文化の保存及び発展を促すとともに、広く御理解を頂けるよう、様々な啓発活動を行っています。各時代・各地域に存在した鷹匠たちが探究を重ね、維持可能な方法を模索してきた努力を汲み取り、未来へ繋がる文化として受け入れられるため、あらゆる可能性を探っています。
- 技の体得による保存のみならず、未来に継承できるような放鷹文化を育てていこうという過程は、困難ではありますが、非常にやりがいのあることでもあります。
世代を越えて伝統を伝えていくことの意義や楽しさを理解して頂ける方のご入会をお待ちしております。
活動の内容
- 当保存会では、伝統ある鷹狩文化を後世に伝え残すため、以下の活動を推進しています。
- 当会では、年6回月例講習会を開催しています。月例講習会では、諏訪流放鷹術を基にした鷹匠の技とこころを学ぶことができます。前期の3ヶ月間(座学)では、鷹狩の歴史、鷹道具の作り方及び使い方、餌の作り方及び与え方などを学びます。後期の3か月間(実技)では、鷹の調教方法及び実践方法、鷹匠の所作、狩場の歩き方などを学びます。全ての講習会を受講すると、門下生は希望すれば必要な認定試験を受けることができます。鷹狩文化を理解して頂くための知識でもありますので、鷹狩文化を愛好される方であれば誰でも受講可能です。鷹匠を目指さない、鷹を飼育する予定のない門下生もいます。
- 入会時の門下生は全員「手明」となります。手明とは、かつては訓練時に燈火を持って鷹匠を先導していたことからそう呼ばれ、鷹を驚かさないように前方から来る人や犬、車などへの注意を喚起しました。現在では狩場で勢子をし、実演時は鷹匠や鷹を支える手伝いをするなど、広い知識と経験が必要な役割でもあります。このため、鷹匠が手明を務める場合もあります。手明には試験はありません。
- 月例講習会を受講後、鷹匠補認定試験を受験することができます。「鷹匠補」は、鷹の基本的な調教方法を理解し、鷹匠を補佐するために必要な道具の使い方など、基礎的な技術を有したと認められます。
- 鷹匠補の認定を受けた後、自身のオオタカを調教して3年目に「鷹匠」認定試験を受けることができます。鷹匠は鷹の基本的な調教及び道具の使い方を実践でき、諏訪流に必要とされる基本的な型や所作を体得したものと認められます。
- 鷹匠認定を目標として入会され、合格後は独立される方もいますが、引き続き「師範」を目指す方もいます。師範はハヤブサの調教、鷹犬の訓練を行い、さらに型や所作を高めるなど、人間的な成長を求められます。研鑽を通して、鷹匠が目指す「人鷹一体」の技が高まります。受験に必要な期間は特に決まっておらず、宗家が師範に相応しい技とこころを体得したと判断した時に、認定試験を行います。
- 日本の鷹狩は、4世紀に仁徳天皇が狩りをしたという記述が日本書紀にみられる当初から、天皇や貴族、将軍や大名といった特権階級の愛好する文化でした。鷹匠は来るべき御成の日に備えて鷹を調整し、狩場では狩りの成功を導くための手伝いをしました。
- 20世紀、戦後を迎えるまで、鷹匠は狩りを楽しむ鷹主のために仕えることが仕事でした。現在のような、いわゆるスポンサーを持たないという歴史的に類を見ない時代を迎えて、鷹匠には鷹狩文化を担う者として、文化を伝え、築いていく責任が生まれました。
- 当会では、鷹狩文化の魅力をお伝えするため、かつては秘伝とされていた伝統的な鷹匠の技を実演会で披露しています。博物館や美術館と協力して開催される鷹狩とゆかりのある企画展や、歴史的な史跡における実演を通して、古の鷹狩を想像して頂ければ幸いです。
- 平成3年(1991年)から、徳川将軍家及び天皇家の鴨場だった都立浜離宮恩賜庭園において、放鷹実演を行っています。これは諏訪流第十六代宗家で昭和天皇にお仕えした、花見薫先生が地元の依頼を受けた縁によって、同十七代宗家で民間人として初の継承者になられた田籠善次郎先生の指揮の下に行われました。現在は女性初の継承者になられた同十八代宗家の大塚紀子先生の下で、毎年実施されています。
- 近年、鳥インフルエンザや新型コロナウィルスなどの影響を受けて中止を余儀なくされた年がありましたが、文化を発信する貴重な場として継続できるよう願っています。
- 平成20年(2008年)からは、鷹書研究会の協力を得て、大学の研究者の方々とともに放鷹文化講演会を、鷹狩とゆかりの深い史跡や土地で実施しています。実際に鷹を見たことのない研究者の方々との交流によってご理解を深めることもあれば、初めて訪れる地域の一般の方々からのご質問に答えるなど、鷹匠にとって貴重な機会になっています。
- その他、資料館や中学校などで、講演会を行なっています。次世代を担う子供たちに、歴史や文化、そして鷹匠の役割などを知って頂く機会を頂くのは非常に嬉しく、皆様が新しい視野や世界観を得るきっかけとなれるよう願っています。
月例講習会
正会員(門下生)は、講習会にて諏訪流鷹匠になるための技術や知識を学びます。
実演会・講演会
正会員(門下生)は、習得した技を実演会で披露します。講演会は様々な人に諏訪流放鷹術に関する説明を行う場になります。
会員について
- 会員の種類
- 諏訪流放鷹術保存会の会員は大きく分けて下記の表のようになります。
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特別会員 特別会員は、本会の活動に知見をもって参与する方であり、当代鷹師によって推薦または承認されます。 名誉会員 名誉会員は、放鷹文化の理解と発展を願い、諏訪流放鷹術保存会の社会的な貢献を支持する方です。当代鷹師によって推薦または承認されます。 正会員 諏訪流鷹匠を目指して入会した方は正会員(門下生)になります。正会員の種類は師範鷹匠、鷹匠、鷹匠補、手明と技術レベルによって分けられています。 師範鷹匠 オオタカ及びハヤブサ、鷹犬を調教する技術があり、諏訪流の技と心を備えています。すべてを熟達するには長い年月を必要としますが、技の研鑽に努め鷹狩文化を伝え残す責任感を備えています。
師範鷹匠は講習会において鷹師の代わりに門下生(弟子)の指導を行う事が出来ます。また支部の開校が許されます。鷹匠 自分でオオタカを調教する技術があり、諏訪流の技と心を備えています。基本的な放鷹術を理解し、鷹の扱い方・鷹道具の扱い方に熟練しています。鷹師を補佐します。
弟子を持たない一代限りの諏訪流鷹匠として活動を許されます。鷹匠補 鷹匠を補佐できる技術を要しています。基本的な放鷹術を理解し、鷹の基本的な扱い方・調教方法を理解し、鷹道具の扱い方を体得しています。 手明 入会した門下生が最初に与えられる立場です。
鷹を持っていなくても、基本的な放鷹術を理解し、鷹道具の扱い方を体得した者は、狩場や実演会において、鷹師や鷹匠たち全体を補佐することができます。ベテランの手明は貴重な存在です。賛助会員 賛助会員は個人、団体(企業など)に会員資格があります。賛助会員という立場から放鷹文化を理解し、鷹師ならびに正会員の活動をサポートして頂きます。当ホームページにご芳名・貴社名等を記載させて頂きます。
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会員の募集
また、諏訪流放鷹術の伝統文化維持にご協力頂ける方や法人様の賛助会員を募集しています。 -
募集要項 鷹匠を目指す正会員
諏訪流放鷹術の文化維持にご協力いただける賛助会員応募資格 伝統文化を継承する熱意と真摯に学ぶ謙虚な姿勢のある方に応募資格があります。
国籍、年令、住んでいる地域は問いません。ただし、講習会にできるだけ参加出来る方が望ましいです。募集期間 通年 活動場所 講習会(座学・前期3回):主に東京都青梅市
講習会(実技・後期3回):東京周辺
講演会・実演会:地域は問わずお手続き <正会員の入会希望>
「お問い合わせ」から申し込みを行って下さい。
講習会日程を返信致しますので、後講習会に参加してください。
正会員の入会申込書は講習会時にお渡しします。
<賛助会員の入会希望>
入会申込書を記入後「問い合わせ」から申し込みを行って下さい。
詳細は「入会の流れ」を参照して下さい。諸費用 正会員 入会金:3万円
年会費:無し
月謝:5千円
(講習内容により材料代等、別途実費がかかります)賛助会員 法人 入会金:無し
年会費:1口5万円(1口以上)個人 入会金:無し
年会費:1口1万円(1口以上)準備する物 正会員をご希望の方は、
身分証明書(免許証、住民票など身分を証明できるもの)
を一回目の講習会時に持参して下さい。 - 言葉の通じない鷹と意志を伝えあい、一体感を得るのは容易な事ではありません。そのためには、こちらの気持ちが伝わるまでの長い忍耐と、自分の意のままにならない存在を受け入れ、許す寛容な心が必要です。そして鷹のみならず鷹を支える餌動物、餌動物を支える自然環境への感謝の心が、鷹匠を支える人々への感謝の心・礼節へと繋がり、広く人間形成の礎となるのです。
<鷹師からのアドバイス>
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会員の紹介
※了承を得た方のみ御名前を公開させていただいております。 -
会長 諏訪流第十八代宗家 鷹師 大塚 紀子 【 プロフィール 】
千葉県生まれ。諏訪流第十八代宗家。諏訪流放鷹術保存会会長・鷹師。早稲田大学人間科学部卒業、スポーツ科学研究科博士課程修了。卒業論文が縁で先代の田籠善次郎氏に師事、2015年第十八代を允許される。
UAEのアブダビ・ファルコン・ホスピタルでは、研修を通して同病院の教育プログラムの創成期に関わる。モロッコでアラブの放鷹術を学び、2004年以降参加しているアブダビの展示会「ADIHEX」では日本とアラブの文化交流に尽力。
浜離宮恩賜庭園で1992年以来開催中の放鷹実演会を筆頭に、伝統的な放鷹術、文化を体験できる里山、史料の保存など、次世代に伝承するための環境作りに力を注ぐ。
『鷹匠の技とこころ』(白水社)他、コラム、講演会多数。内閣府の男女共同参画活動に協力中。事務局
補佐手明 鈴木 真由美 特別会員
(顧問)今井 珠泉 日本画家
広島市立大学 名誉教授
尾道大学 名誉教授賛助会員 薗部 明史 , 伊達 将司
入会(入門)の流れ
- 鷹匠を目指す方は正会員として入会(入門)になりますが、基本的に推薦者が必要です。しかしながら、入会前に鷹師との面談を受けて了承を得れば、推薦者がなくても入会可能です。入会希望者は一度、保存会が主催する講習会を受講していただき、活動を御理解いただいてから再度希望を御確認いたします。その後、鷹師との面談を経て御入会が認められた後に、入会申込書一式を保存会から郵送いたします。
- <正会員の入会>
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「問い合わせ」から必要事項を入力し送信して下さい。後日返信メールをお送りします。保存会主催の講習会を見学して頂きます。講習会終了後、ご入会の希望を確認いたします。ご入会の希望ならば、鷹師との面談を行います。会員に適正かどうか判断させていただきます。会員資格が認められた場合、入会申込書一式を郵送いたします。
- <賛助会員(個人・法人)の入会>
退会・休会・復会について
- 基本的には自由に退会・休会・復会を行う事が出来ますが、下記の注意事項がございます。
- <正会員の場合>
- 退会:入会費の返還は出来ません。鷹匠認定試験に合格する前に退会された方は諏訪流鷹匠を名乗ることは出来ません。また、師範鷹匠試験に合格せずに諏訪流を名乗り後進の指導・育成を行う事は出来ません。
- 休会:なんらかの理由で月謝を支払う事が出来なくなった場合に休会が認められます。
- 復会:理由書を提出して頂き受理された場合、入会金は免除になります。
- <賛助会員の場合>
- 退会:年会費の返還は出来ません。退会以降は文化的活動に関する宣伝等に使用する事は出来ませんのでご了承ください。
- 休会・復会:退会と同じ扱いになります。
諏訪流鷹匠の認定試験
- 諏訪流放鷹術保存会では、伝統的な諏訪流放鷹術を学びたい者を正会員(門下生)として迎え入れ、諏訪流第十八代宗家である大塚鷹師自らが師弟制度を基に門下生の指導・育成を行います。
当保存会が行う諏訪流鷹匠認定試験は、大塚鷹師が当代継承者として唯一認定してくださる試験となっています。門下生は、手明から鷹匠補として鷹匠の補佐を行いながら鷹を操る技術と鷹匠としてのこころを学び、鷹匠はさらに上級の師範鷹匠となるべく仲間と共に精進します。 - 諏訪流放鷹術保存会では、月1回の講習会を実施し、放鷹術の鍛錬を行っています。
内容は季節や門下生の希望に応じて毎月工夫をこらしております。 - また門下生には習熟度に応じて以下の三段階の試験を実施しております。
- 1.鷹匠補認定試験(非公開)
- 以下の鷹匠補講習を受講し、規定の基本技を体得した門下生は、鷹師に申請して受験日を指定できます。
※講習の内容は変更される場合があります。 -
鷹匠補講習の内容 (1)「放鷹文化の歴史」
~諏訪流鷹匠と鷹の特徴~(2)「伝統的鷹道具の機能と作成①」 (3)「伝統的鷹道具の機能と作成②」 (4)「鷹の飼育と調教方法①」 (5)「鷹の飼育と調教方法②」 (6)「調教の段階的理解と実践①」 (7)「調教の段階的理解と実践②」 (8)「狩のマナーと狩場の歩き方」 - 2.鷹匠認定試験(一般公開)
- 3年以上自分の鷹を調教しながら鷹匠補認定試験に合格し、規定の基本技を体得し、諏訪流を真摯に極める心を持った門下生は、年1回の冬季放鷹術公開の場において、鷹匠認定試験を受験できます。
- 3.師範鷹匠試験(非公開)
- 鷹匠認定試験を合格し、オオタカ及びハヤブサ、鷹犬の調教方法をマスターし、実猟において勢子を指揮し、鷹の鳥(雉)を捕れる技術を有する者は、鷹師に申請して受験日を設定できます。
実猟試験及び面接において、鷹師より人格的・技術的に優れ後進の育成に適任であると認められた者が師範鷹匠として允許されます。
よくある質問
- 入門を希望する方や問い合わせ等から頂く様々な質問の一部を載せてみました。疑問、質問ございましたら、お気軽に問い合わせ下さい。
- Q:鷹匠になるための講習会だと思いますが、鷹どころか動物を飼った経験もありません。初心者でも参加できますか?
- 当会では、鷹を飼う前に必要な講習会を実施しております。このため、受講前に鷹を飼育する必要はなく、経験も問いません。
一般的に門下生はまず飼育方法や、据える方法を学び、その後で当会が所有する鷹を使って据える訓練などを行います。それから自身の鷹を購入することが多いようです。
鷹匠になるためでなく、道具を作ったり、俳句を詠んだりすることを楽しむために入会される方もいます。鷹狩文化を応援する皆様の入会を歓迎しています。 - Q:門下生の年齢、性別はどれくらいですか?
- 特に制限は設けていませんが、鷹を据えることのできる程度の体力を備えた年齢、中学1年生くらいから、定年後に学び始めるような60歳前後の方までが学んでいます。
男女の割合は半々くらいで、当会では若干女性の方が上回る傾向にあります。たとえ小学生でも鷹を飼っていなくても、先に入門している門下生が先輩になりますので、後輩は敬意をもって接するように学びます。 - Q:鷹匠になるには必要な事は何ですか?
- 鷹狩は子供から高齢者まで楽しむことのできるライフワークですので、特別高い運動能力が必要というわけではありませんが、鷹を据えて2時間くらい歩くことのできる程度の体力は必要です。その為に体幹や腕を鍛える必要がある方もおります。
鷹と暮らす自然環境や生活空間、仕事とのバランス、ご家族の理解などを考えながら、長く続けて頂ければ幸いです。 - Q:鷹との相性はありますか?
- 鷹の訓練では、上手くいかなくても鷹にあたったりイライラしたりせず、いつも同じ気持ちで鷹に接することのできる寛容さが求められます。鷹は飼主を常に観察しており、鷹を大切に思っているのかどうかといった感情なども敏感に察知します。それが相性につながる場合もあります。
- Q:鷹の寿命はどれくらいですか?
- 平均的には15~20年くらいと言われています。25年以上生きた記録もあり、飼育下ではストレスを管理できれば、野生の鷹よりも長く生きる可能性が高いと考えられます。
- Q:鷹を飼う時、オスとメスではどちらが良いですか?
- メスはオスより体が大きく大きな獲物を獲りやすいため、鷹狩ではメスが好まれて使われてきました。物おじせず強い飛行能力をもったメスは、生かすことができれば非常に優れた能力を発揮しますが、代謝があがるまでに時間がかかります。体重もありますので、長時間据え回すことのできる体力が必要です。悪い癖を出さず、使いこなすことができれば、名鷹になる潜在能力を秘めています。
オスはメスより神経質で驚きやすい性格のことが多いですが、代謝が早く、小回りのきく器用さがあり、林の中を通るときなどに美しい追跡能力を見せます。時間をかけることで小鳥から大きな獲物まで獲ることができますので、玄人好みとも言えます。
どちらも訓練次第で良い鷹になりますので、訓練にかけることのできる時間、飼育環境、ご自身の好みなどを考えて選択してください。 - Q:餌は何を与えていますか?
- 猛禽類の捕食する獲物は昆虫、爬虫類、ウサギなど様々ですが、鷹狩に使う猛禽は、主に生きた鳥類を追跡して捕える性質を持っています。このため、そのような消化機能が発達しています。
市販の人間用の鶏肉は血抜きされているため、必要なミネラル等が不足する場合があります。サプリメントを長期間使用するよりは、餌動物を確保した方が健康に思います。飼主は鷹を飼う前に、ウズラやハトなどの餌動物の捌き方を体得し、保存用の冷凍庫などを用意してください。ヒヨコやニワトリなどを組み合わせる場合もあり、値段やカロリーなどを考えながら、様々な餌を用意してください。
委託業務
- 諏訪流放鷹術保存会で行っている業務は下記のようになります。ご依頼希望の方は下記からご連絡をお願い致します。
ご依頼・ご質問等、お気軽にお問い合わせください。 <実演会>
日本の伝統文化である鷹狩をご理解して頂くために、学校や博物館などの公共施設、歴史的な史跡等に関連する開けた場所を利用して実演会をお引き受けしております。
かつては秘伝とされていた伝統的な鷹匠の技を目の前で見たり、技を体験したりすることで、鷹狩文化の魅力を感じて頂ければ幸いです。-
東京都 浜離宮恩賜庭園、日野市郷土資料館、八王子市「夕やけ小やけふれあいの里」、東京都堀船中学校
浜離宮恩賜庭園 鷹の御茶屋 復元記念イベント千葉県 野田市清水公園 神奈川県 川崎市国際交流センター「中原街道時代まつり」関連イベント 栃木県 宇都宮市宇都宮城址公園 群馬県 東吾妻町地域振興センター、吾妻町潜龍院跡地 長野県 松本市松本城本丸公園、松代城二の丸広場 愛知県 岡崎市岡崎城公園、豊橋市立鷹丘小学校、岡崎市美術博物館「大鎖国展」関連イベント 静岡県 藤枝市西益津中学校、静岡市鷹匠公園、富士宮市大宮小学校、藤枝市田中城下屋敷、静岡市日本平ホテル 福井県 福井市朝倉氏遺跡資料館、福井県敦賀市立博物館、金ヶ崎緑地公園、 鳥取県 鳥取県立博物館 福島県 会津若松市 「鶴ヶ城さくらまつり」イベント 【 実演会の例 】 <神技奉納>
諏訪流放鷹術保存会では、神技奉納をお引き受けしております。諏訪流にとって、鷹で獲った獲物を諏訪神社に奉納することは大切な役割の一つでした。現在はそのような儀式は同社では行われていませんが、各地の神社や東照宮で神の化身と考えられてきた鷹とともに鷹匠の技を神に奉納し、五穀豊穣と吉祥を祈念させて頂くことは、鷹匠にとって名誉ある役割のひとつになっています。
[ お神酒を頂く田籠先生 ]-
栃木県 日光東照宮、二荒山神社 京都府 建勲神社 【 奉納例 】 <講演会>
鷹狩の歴史、文化、鷹匠の役割り等について学んで頂けるよう、学校や博物館などの公共施設、歴史的な史跡、その他文化的なイベント会場等での講演会をお引き受けしております。
鷹匠の仕事や鷹狩が影響を与えた短歌等を知ることにより、想像力が広がる良い機会となれば幸いです。-
2008年 福井県敦賀市,神奈川県(特別講演),長野県諏訪市 2009年 東京都日野市、静岡県静岡市 2010年 神奈川県川崎市、愛知県、栃木県宇都宮市、静岡県浜松市 2011年 産経新聞とJTBの企画による観光ツアー、むさしの野草の会、静岡文化芸術大学 2012年 愛知県豊橋市、愛知県、東京都「第29回都市緑化フェアTOKYO」、東京都ヤマザキ学園、埼玉県「川口メディアセブン」 2013年 静岡県富士宮市、福井県福井市相生会館 2014年 UAE鷹狩りの祭典、赤羽商業高校 2015年 静岡県藤枝市 2016年 長野県松本市、静岡県藤枝市、日本セカンドライフ協会 東京JASS会場、東京都王子桜中学校、青梅市「アサココ」企画 文化講習会 2017年 群馬県東吾妻町東吾妻町地域振興センター、長野県松本市、東京都堀船中学校、鳥取県鳥取県立博物館 2018年 東京国立近代美術館工芸館、東京都東小松川小学校 2019年 長野県松本市、毎日メディアカフェ(毎日ホール)、東京都稲付中学校、東京都桐ヶ丘中学校、東京都「Earth & Garden」 2020年 東京都浮間中学校、東京都成城大学、静岡文化芸術大学 2021年 東京都桐ヶ丘高等学校 2022年 山梨県富士吉田市小学校 2023年 東京恵明学園、東京都三州郷土館、東京都青梅市河辺 総合体育館、千葉県野田市、きく・かく・えがく~東京のふるさと・自然公園~
アブダビ日本人学校
愛知県西尾市 一色学びの館 展示協力、八王子生涯学習センター 川口分館、UAE Cultural Festival
森と木の体験活動、きくかくえがく・東京のふるさと自然公園発表会、長野県松本城 放鷹文化講演会、東京都北区 飛鳥高校【 講演会の例 】 <インタビュー・執筆・広告出演・撮影>
インタビュー、執筆、写真、映像などの提供や、撮影協力として鷹、鷹匠の衣装などをお貸しします。また映画・TV撮影のお手伝い・出演も可能です。
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2008年 雑誌iichiko エッセイ掲載(大塚) 2009年 文化放送 「くにまるワイド」の「日本の匠」コーナー 出演
雑誌「東京人」インタビュー掲載
広報静岡 掲載2010年 NHK ブラタモリ「鷹狩り」撮影協力
NHK 「ふるさと一番」 出演
映画 「雷桜」 撮影協力
中央エフエム「ハロラジ」(Hello!Radio City)インタビュー2011年 NHK 首都圏ネットワーク 出演
雑誌 BE-PAL 掲載
書籍「鷹匠の技とこころー鷹狩文化と諏訪流放鷹術」執筆(大塚)
雑誌「山と渓谷」(書評)
雑誌「BE-PAL」野の人 掲載2012年 中央エフエム 「南谷朝子の花散歩(最終回)」インタビュー
日本テレビ 「私のLife On」 出演
雑誌 「東京人」 インタビュー掲載/エッセイ(大塚)
機関誌「UAE」エッセイ(大塚)
機関誌「アラブ」掲載2013年 BS TBS 女子才彩「鷹狩りの伝統を残していきたい」 出演
朝日新聞 GLOBE 掲載
雑誌 「かるな」 掲載
雑誌 「花椿」 掲載
イベント 「アースデイ東京」 トークショー
雑誌「VOICE」凛たる女性 掲載2014年 BSテレビ東京 クロスロード~未来への挑戦者たち~ 出演
インターネットラジオ 「ソラトニワ」 インタビュー
通販生活「Slowage」掲載
日本テレビ「所さんの目がテン!」出演
NHK総合・甲府「ヤマナシQUEST」出演
YBS山梨放送「テテテ・TV」出演
雑誌「正論」Real Life 道を拓く者たちの肖像 掲載
雑誌「歴史通」アッキーのスマイル対談 初の女性鷹匠 掲載
雑誌「文藝春秋」鷹のパスポート エッセイ(大塚)
雑誌「週刊文春」Close Up 掲載
映画「ぬくめどり」出演
雑誌「日経メディカル」掲載2015年 BS11 ウィークリーニュースONZE「伝統を未来につなぐ!鷹匠をめざす女性たち」 出演
テレビ朝日 なぜ?そこで働くの?~山奥で鷹と共に生きる女性鷹匠に密着!~ 出演
アステラス製薬広告 掲載
NHK Eテレ 「にほんごとあそぼ」 出演
だいいちテレビ 「まさか!?のニッポン献上品」 出演
雑誌 「江戸楽」 インタビュー掲載
読売新聞 掲載
BS朝日 「みらい遺産」 出演
雑誌「週刊文春」この人のスケジュール表 掲載
雑誌「遠州」エッセイ(田籠)2016年 日本テレビ 「所さんの目がテン!」 出演
タウン誌 「Wendy」 インタビュー
タウン誌 「アサココ」 掲載
NHKワールド(海外)NEWS ROOM東京 出演
NHK総合 甲府「まるごと山梨」出演
テレビ朝日「スーパーJチャンネル」出演
テレビ東京「ニュースアンサー」出演
雑誌「週刊文春」ヨコモレ通信「放鷹術の実演」掲載
雑誌「週刊文春」Catch Up 掲載
季刊誌「Aramco World」Rites of Flight: Falconry in Japan掲載
月刊「清流」きらめきびと 掲載
月刊「遠州」6月~12月 エッセイ連載(大塚)2017年 NHK World 「Journeys in Japan」 撮影協力
日本生命 情報誌「なる!イン」(なるほど!ザ・インフォ)掲載
フジテレビ「イガイ星人ジャパパパーン」出演
YBS山梨放送「YBSワイドニュース」出演
雑誌「Health & Life」掲載
雑誌「STORY BOX」掲載
書籍「よくわかるスポーツ人類学」掲載
月刊「遠州」1月号 掲載2018年 東京国立近代美術館工芸館 撮影会
「現代の眼」 エッセイ(大塚)
雑誌「早稲田学報」掲載
創流二十五周年記念公演 瑳川流古典舞踊抄「鷹姫繚乱」協力
広報誌「まつもと」掲載
ケーブルテレビ河口湖「鷹匠になる夢をかなえた少女」出演
毎日メディアカフェ「アラビア文化への誘い」講演2019年 UTY山梨放送 「鷹匠」としてこの町で~鷹匠篠田朔弥~ 出演(篠田)
雑誌「mahora」 エッセイ(大塚)
雑誌「みんな、げんき?」掲載
雑誌「スポーツ人類学の世界」 論文掲載(大塚)
西多摩新聞 掲載
信濃毎日新聞 掲載
毎日新聞 掲載
ABN長野朝日放送「いいね!信州スゴヂカラ」出演
UTYテレビ山梨「山梨いまじん」出演
BS11「歴史科学捜査班」出演2020年 長野朝日放送 信州の鷹狩りのルーツを探る 出演
みずほフィナンシャルグループ Jump!STORIES 掲載
雑誌「なごみ」江戸ザ・マニア 掲載
日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」出演2021年 夕刊フジ 掲載
毎日新聞(訃報)
SBC信越放送「ずくだせテレビ」 出演
TBSラジオ「たまむすび」出演
文化放送「大竹まことのゴールデン・ヒストリー」出演
総合資格学院「Monthly FACE~極める人々~」掲載
東京都浜離宮恩賜庭園「鴨場ブック」協力
高知県高知県立文学館 資料提供
映画「文禄三年三月八日」に撮影・執筆協力2022年 中日新聞 掲載(篠田)
NHK山梨放送 Newsかいドキ 出演
UTY山梨テレビ 出演
テレビ朝日「20歳の挑戦」 出演(篠田)
読売新聞山梨版 掲載
Weekily News西の風 掲載2023年 映画「レジェンド&バタフライ」撮影協力
NHK放送 教育 「クイズほぉ~スクール正月SP」撮影協力
静岡朝日テレビ「とびっきり静岡 土曜版」出演
BS11 「偉人・素顔の履歴書」撮影協力
AESOA(アルソア) イメージビデオ協力
BS-NHK 「プロファイラーIF 徳川家康 危機一髪」撮影協力【 出演・撮影協力の例 】 <鷹狩体験>
鷹狩り体験をお引き受けいたします。鷹と触れ合いながら鷹匠の気分を体験できます。獲物はこちらで御用意いたします。
<リハビリ講習>
治癒後の傷病猛禽のリハビリに関して、講義及び実習を行います。
<その他>
猛禽類を使った害鳥防除・害鳥駆除など、鷹に関するご相談に応じます。